脇田 具体的な事業化を見据えた研究ができることは企業研究の特徴であり、大きなやりがいです。私は、半導体CNT以外にもさまざまな材料や技術について調査・検討する立場でもあるので、今まで知らなかった研究にも触れられるという点で研究者としての好奇心がかきたてられます。
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--これまでの業務経験が今回の開発に生かされている部分はありますか
村瀬 私は入社後、有機EL(エレクトロルミネッセンス)材料の研究を担当しました。その時に有機半導体のメリットとデメリットを学んだことは生かされています。また、他にもいくつか別のテーマを手掛けており、製品化を実現したものもあるので、今回も製品化に向けての知見は生かしていけると思います。
清水 以前、シリコン系半導体のプロセス開発に携わっていたことがあります。性能としては塗布型半導体CNTとは大きく違いますが、プロセスのどこがハードルになるかなどはフィードバックできますね。
磯貝 私は入社以来、半導体CNTを担当しています。ただ、学生時代からポリマーを勉強していたので、どういう分子構造であれば高い特性が出るかなどについては知識として生かせています。
脇田 以前は耐熱性ポリマーの研究を担当していました。材料を作るにあたってどのような実験や測定が必要かという“勘どころ”は共通であり、経験が役立っています。