
NTTドコモの株主総会で議長を務めた加藤薫社長=16日、東京都港区(報道向けのモニター画像より)【拡大】
■個人情報流出
JTBへの不正アクセスに伴い、ドコモが提供している「dトラベル」についても個人情報が外部に流出した。これを踏まえ、セキュリティ対策を問う質問も出た。
これには吉沢和弘副社長が、「個人情報保護のガイドラインがあり、徹底して守っている。委託先についても、同じような管理をしていたが、今回、高度な標的型メール攻撃と言うことで、すぐに対処できなかったという甘さがあった。管理を進めていきたい」と話した。
■窓口対応に不満
株主のほとんどはドコモの利用者でもあるため、個別の窓口対応への苦情も出た。
「高齢の家族が、他社の格安SIMカードを持っていたのにドコモと契約し、二重契約になった」
「代替機を返す時に個人情報を消してくれと言ったのに断られた」
など。坂井義清副社長は「ご不快な思いをさせて申し訳ない。どこのお店でどんなことがあったか改めて、(総会会場横に設置された)相談コーナーで教えてほしい」と対応した。