進化するコンビニ和菓子、目指すは「専門店の味」 嗜好探りながら試行錯誤 (2/3ページ)

2016.6.26 07:14

 同社では砂糖の使用量を抑えることができるチルド(冷蔵)対応の和菓子商品をいち早く投入。健康志向の女性も意識した商品開発を進めている。

 常時十数種を展開し、次々と新商品も投入。今年度は前年度比2割増の売り上げを目指す。

 厳選素材も

 コンビニ大手・ファミリーマートは、和菓子にクリームやフルーツなど洋菓子風の要素を取り入れ、幅広い年齢層に好まれる商品展開をはかる。

 特にクリーム入りで人気なのは、あずきクリーム入りのどら焼き(160円)や、カスタードクリーム入りのたい焼き(140円)などだ。

 ほかにもフルーツ大福を大量に製造できる新設備を導入。これまでにチョコバナナ大福や苺(いちご)の生大福などを販売してきた。7日には桃大福も発売。広報担当者は「クリームやフルーツを入れることで客層が広がった」と手応えを感じている。

 一方、コンビニ大手ローソンも、柏餅(150円)など和菓子の味の決め手となる小豆には、北海道産の「きたろまん」などの厳選素材を惜しみなく使用。味にこだわる消費者の嗜好を満たしている。

 広報担当者は「目指すのは和菓子専門店の味」と胸を張る。

コンビニ業界の関係者によると、和菓子の購入は従来…

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