
世界最大級の大型放射光施設「スプリング8」【拡大】
20年に半減目標
触媒に使われる白金、パラジウム、ロジウムなどの高価な貴金属の使用量も大幅に削減することが可能になった。開発当初はガソリンエンジン用の床下触媒に使われてきたが、2011年からは耐熱性や低温時の排出ガス浄化性能をさらに高めることで、より使用条件の厳しい直結触媒への適用も可能にした。
改良型は、貴金属を触媒材料に埋め込むだけでなく、材料自体も耐熱性に優れた酸化物系セラミックを使い劣化を抑えた。このマツダ独自の技術は、主力の小型車「デミオ」をはじめ、同社独自のスカイアクティブエンジン搭載車に順次採用されており、環境性能の向上へ大幅に寄与しているという。
マツダは現在進める20年度までの環境計画「グリーンプラン2020」で、20年に世界販売される自動車の平均燃費を08年比半減することを目標に掲げている。工場でのCO2排出量は20年度に90年度比28%以上減らし、物流でも半減させることを目指している。
マツダは、自動車の材料など自動車製造における部材をはじめ、工場や物流などできめ細かく環境対応を図ることで、さらなる省資源化や地球環境保護への貢献を目指すとしている。(今井裕治)