日産の「e-Bio Fuel-Cell」では、(1)バイオエタノール(100%エタノールあるいは45%エタノールの混合水)を車載の燃料タンクに注入(2)走行時、バイオエタノールは改質器に送られて熱により水素とCO2に分離される(3)分離された水素は「固体酸化物形燃料電池(SOFC)」に送られる。空気中の酸素がSOFC内の電解質を通過して発電し、送られた水素と反応して水となる(4)発電した電気は車載のリチウムイオン電池に充電され、モーターを駆動する。
サトウキビの収穫や運搬にはトラックを使い、バイオエタノールから水素に改質するときにCO2は発生する。だが、サトウキビが生育する間にCO2を吸収するため、相殺されていわゆる“カーボンニュートラル”となる。
一方、トヨタ「MIRAI(ミライ)」など従来のFCVは「固体高分子型燃料電池(PEFC)」を搭載。こちらは水素イオンが電解質を通過して発電し、酸素と反応して水になる。