
原発反対のビラが配られるなか会場に入る株主ら=28日、神戸市中央区のワールド記念ホール(門井聡撮影)【拡大】
回答中にも、株主からはヤジが飛ぶ。続いて質問に立った株主も原発の安全性への疑問を投げかけた。
男性株主「東京電力の福島第1原発事故で明らかなように、原発は一つ間違えれば、国家、ひいては人類を破綻させる極めてリスクの高い技術だ。事故後、原発がなくても電力を確保できることが証明されている。即時、脱原発に舵を切るようにお願いしたい。後世に負の遺産を残すことを考えれば、脱原発による電気料金の引き上げは多くの消費者がを甘んじて受ける覚悟があると考えている」
経営陣が同じ内容の回答を繰り返えしたり、具体的な言及がないこと対し、株主が怒りをあらわにした。
女性株主「全然回答になっていない。恥ずかしくないのか。わが社の取締役はこの程度のレベルか。ちゃんと説明してほしい」
会場がざわつく中、熊本市出身という男性株主がひときわ大声で質問に。
男性株主「熊本地震で友達の家も、兄の家もつぶれた。震度4以上の地震が108回も起きた。(高浜原発1、2号機のような)40年過ぎた原発が地震に耐えられると思うのか。熊本地震を自分の目で見てほしい。あの地震に耐えられる原発なら動かしてもいい」
大石富彦常務執行役員 「当社の原発においては最新の科学的知見を踏まえ、周辺の活断層を確実に調べた結果、震源として考慮する断層および地震動を確定している。その確定にあたっても、保守的なデータを設定しており、安全上重要な設備に支障が生じることがないと確認している」