【関電株主総会詳報(3)】電気料金値下げ見送り「大きな失望」神戸市長 株主の批判やまず (3/4ページ)

2016.6.28 13:55

原発反対のビラが配られるなか会場に入る株主ら=28日、神戸市中央区のワールド記念ホール(門井聡撮影)
原発反対のビラが配られるなか会場に入る株主ら=28日、神戸市中央区のワールド記念ホール(門井聡撮影)【拡大】

 男性株主「4期も5期も配当がない会社の足かせになっているのは、やはり原発の問題だ。国際原子力機関(IAEA)が定めている『5層の防護』でいえば、最後は逃げないといけない。逃げないといけない電源設備は最初からいけなかったではないか。正常な裁判なら負けるしかない。負けて当たり前だ。事故が起きた際、経営陣は責任を取るというが、どのような責任を取るつもりなのか」

 森本孝常務執行役員「原発の安全確保では福島原発の事故を受け、3点の反省をしている。発生確率の極めて小さい振動対策が不十分だった。法律を守っているだけではだめで、自ら安全性を向上させるという意識が低かった。世界に学ぶという姿勢がなかった点を反省し、安全性の向上を図っている。今行っている安全対策工事はハード、ソフト面両方ある初めての対策だ。事故を起こさないということに対する継続的な対策をとっていく」

 吉村大阪市長、門川京都市長に続き、神戸市の久元喜造市長も質問に立った。

 久元市長「関電は2月の定例記者会見で高浜原発3、4号機の再稼働を理由に、5月から電気料金の引き下げを発表したが、その後、大津地裁の運転差し止めの仮処分決定を受けて料金引き下げを行わないという発表をした。われわれ株主だけでなく、非常に大きな失望を与えている。電気料金の引き上げで、関電の契約者は大きな負担を折っている。しかもこの電気料金の引き下げを行わないという決定で、原発に依存している体質を露呈した。やはり、電気料金引き下げは早期に行うべきだ。電力の小売り全面自由化で新規の参入も増えている。こんな経営体質では新規顧客の開拓はおろか、既存顧客の引き留めもできない。水素を含むしっかりとした電源構成のベストミックスを早急にやっていきたい。再稼働を待つことなく、電気料金の引き下げを早急に行っていただきたい」

八木誠社長「多大な負担をかけていることに深くおわび申し上げる」

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