三菱自と日産、軽の受注再開 販売回復へ大幅値引き不可避

2016.7.1 22:06

受注を再開した軽自動車を並べる三菱自動車の販売店=1日、東京都目黒区鷹番の関東三菱自動車販売目黒店(会田聡撮影)
受注を再開した軽自動車を並べる三菱自動車の販売店=1日、東京都目黒区鷹番の関東三菱自動車販売目黒店(会田聡撮影)【拡大】

 三菱自動車と日産自動車は1日、燃費データ不正問題が発覚した4月20日から生産・販売を停止していた軽自動車の受注を再開した。生産する三菱自の水島製作所(岡山県)も4日に軽のラインを稼働し、販売店は5日から納車を始める。両社は主力となる軽の復活で販売回復を急ぐが、大幅な値引きなど販促策を迫られる公算が大きい。(会田聡)

 受注を再開したのは三菱自の「eKワゴン」「eKスペース」と、供給先の日産の「デイズ」「デイズルークス」の計4車種。約2カ月半ぶりにeKワゴンを店先に並べた三菱自の販売店員は「カタログが届いていない」と戸惑いの表情で語った。燃費値を修正したカタログが届く15日までは、タブレット端末を使って商談を行うという。

 両社にとって国内の主力車種である軽の販売停止による影響は大きい。普通車を含む6月の販売台数は、三菱自が前年同月比51.8%減の3779台、日産も26.7%減の3万5631台と大幅に落ち込んだ。

 早期の販売再開に向け、三菱自は燃費の修正値を6月21日に国土交通省に届け出ていた。ただ、修正値は従来のカタログ値に比べ、最大で16%程度悪化しており、eKワゴンの平成28年モデルで当初1リットルあたり30.4キロとした車種は、25.8キロになっている。

 燃費悪化に加え、ブランドイメージの失墜で販売回復は困難な見込みだ。ディーゼル車の排ガス不正のあった独フォルクスワーゲンの日本法人は、5月に主力車「ポロ」を最大16万円値下げしており、三菱自の販社幹部も「当面は、値引きなどで対応せざるを得ないだろう」と打ち明ける。

 週明けに軽の生産を再開する水島製作所では、通常、昼夜2交代制の勤務を当面日勤だけとし、生産能力の約半分にあたる1日あたり約250台の稼働にとどめる。

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