
近畿大が開発したナマズを使用したピーチ・アビエーションの機内食「近大発うなぎ味のナマズごはん」【拡大】
関空を拠点にするLCCのピーチ・アビエーションは、これまでも大阪名物のたこ焼きを機内食に導入するなど独自性を打ち出しているが、6月からは近畿大が開発したウナギの食感に似たナマズの提供を始めた。
この夏季限定の機内食は「近大発うなぎ味のナマズごはん」の商品名で価格は1350円。ごはんの上に錦糸卵を敷き、特製のたれを付けてかば焼きにしたナマズをのせた。ウナギは絶滅が危ぶまれるなど価格が高騰しており、本物のウナギを使用すれば2千円を超えるという。
関空-那覇や成田-福岡など飛行時間が90分を超える国内線と、一部を除く国際線で販売。1日当たり最大30食程度用意するとしている。
日本のナマズは本来、泥くさく脂分が少ないためウナギの味からはほど遠いが、今回提供されるナマズは近畿大の有路昌彦教授が平成21年から研究を始め、水質や餌を工夫することでウナギの味に近づけることに成功した。
近年はウナギを養殖するための稚魚の漁獲量が激減し、ウナギの供給量が需要に追いついていないため、養殖が可能なナマズの存在に期待が高まっている。
機内食はピーチ側から有路教授に働きかけて実現した。鹿児島県で養殖したナマズを使用する。ピーチは「常に航空会社初のチャレンジを心がけており、『近大ナマズ』の導入で新しい驚きを与えたかった」としている。