
米テスラ・モーターズの新型EV「モデル3」(テスラ提供・共同)【拡大】
テスラの影響力がこれほど大きくなっているのは、世界のEV市場で同社の台頭が著しいからだ。
来年末の発売を予定するモデル3は今年3月の予約開始から注文が殺到。すでに約40万台の受注を獲得している。昨年の同社全体の生産台数の約8倍で、日産自動車のEV「リーフ」の累計販売台数の3~4倍に当たる規模だ。
モデル3はテスラ初の大衆車で、米国の基本価格が3万5000ドル(約365万円)と現行車種の半額以下。1回の充電で走れる航続距離も約345キロメートルとリーフの280キロメートルを上回る。マスク氏は5月、2020年に昨年の20倍に相当する年産100万台を達成すると宣言した。
マスク氏はオンライン決済のペイパル、ロケット開発のスペースX、太陽光パネルのソーラーシティと、手掛ける事業で次々と注目を集めてきた。そのカリスマ性もテスラのブランド向上に寄与している。