無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)が15日発表した2016年1~3月期連結決算は、最終損益が1億円の赤字(前年同期は18億円の赤字)となった。音楽関連事業の清算に伴い計上した損失が響いた。売上高は19%増の334億円だった。
収益の3本柱に位置付ける広告とゲーム、メッセージ送信時に付けられる「スタンプ」は堅調に売り上げを伸ばした。地域別では、日本で237億円、台湾とタイ、インドネシアで計67億円を稼ぎ、主要市場と位置付ける四つの国・地域が全体の売上高の約9割を占めた。
LINEは、東京証券取引所への上場に伴い決算短信を初めて公表した。