【シリーズ エネルギーを考える】安全保障とエネルギーはイコール (1/6ページ)

2016.7.28 05:00


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 □米カリフォルニア州弁護士、タレント ケント・ギルバートさん

 ■石油危機の43年前に逆戻り

 --東日本大震災から5年以上たちましたが、国内の電力供給に対する不安は解消されたとはいえない状態が続いています。日本のエネルギーの現状をどう見ていますか

 「私は1975年7月から半年間、沖縄で開かれた沖縄海洋博で働きました。日本政府は、72年に米国から返還された沖縄の開発を促進するために、70年の大阪万博と同じ勢いでの開催を計画していましたが、73年の第1次石油ショックで自粛ムードが蔓延(まんえん)。不参加国が増えたほか、参加国もパビリオンの規模を縮小するなど博覧会全体が小型化してしまい、『もったいないな』と思った記憶があります。博覧会終了後に日本中を回った中でも、銀座のネオンが消え、むちゃくちゃさみしくなっていたのを覚えています。その後、日本も原子力発電を本格的にやり始め、中東の原油に以前ほど頼らなくてもよくなりました。一時は原子力比率が3割程度となり、ちょうど良いバランスで健全な状態になったと思っていたのですが、11年の東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故で43年前に逆戻りしてしまいました。今も原発の再稼働は一部にとどまっていますが、日本の皆さんは心配しすぎではないかと思います。他の世界の国々はほとんどの原発をそのまま動かしているのに、日本だけが神経質になっているような気がします」

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