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■温暖化対策に原発の活用を
--米国もスリーマイル島の原発事故を経験しています
「米国でもスリーマイル島の事故直後には、日本と同じような雰囲気もありましたが、既存原発は動かしましたし、持っているものは使い続けますよ。01年の9.11同時多発テロのあと、当時のブッシュ政権は国家安全保障の観点からエネルギーの中東依存を軽減するため、新規原発の建設を後押しする政策を打ち出しました。しかし、シェールガス・オイルの実用化で米国のエネルギー環境は一変し、新規原発の必要性は薄れました。シェールガス・オイルの開発は、中東の原油価格が安い間は進みませんでしたが、00年代半ば以降に1バレル100ドル前後に高騰し、一気に進展したからです。昨年から今年春にかけて、原油価格が30ドル台に低下したときは厳しかったようですが、また50ドル近くの水準に戻り、再度活性化しています。このため、米国のエネルギー自給率は100%に近づいており、近い将来にエネルギー輸出国になるといわれています。米国議会の多数派である共和党は、地球温暖化問題については、どちらかというと懐疑的な見方をしており、化石燃料とはいえ、潤沢な自前のエネルギー資源を使えばいいとなります。発電コストも天然ガスの方が原子力より安いということもあり、資源を持たない日本とは事情が大きく異なります」