
オムロンが開発したセンサーは、ドライバーの運転状態が危険かどうか判定できる。写真は京阪奈イノベーションセンタ(京都府木津川市)で行われたデモの様子=オムロン提供【拡大】
このため、同センサーは必要な部分についてのみ、精細度の高い画像を用いている。特に目の画像は重要だ。瞬きやまぶたの開き具合、それらの変化や推移が、危険予知のカギを握っている。
同社は今年以降、このセンサーを活用した実車試験も始めたいとしている。目指すは18年以降に登場する自動運転車への搭載だ。これにとどまらず、同社はさらなる高度化も視野に入れている。「この生体センシング技術の延長線上で、ドライバーの体調、居眠りの予知にも取り組みたい」(技術・知財本部センシング研究開発センタ専門職の諏訪正樹氏)としている。
ヘルスケア機器を扱うグループ会社とも協力し、さまざまな生体センシング技術と連携させることにより、自動車に乗るだけで体調がわかる、という時代も夢ではないという。同社は「こうした高度に発展したセンサーについても26年以降の実用に向け研究を続ける」(同)としている。