安全な自動運転技術、オムロン挑戦 最先端AIを搭載した車載センサー (4/6ページ)

2016.8.12 06:55

オムロンが開発したセンサーは、ドライバーの運転状態が危険かどうか判定できる。写真は京阪奈イノベーションセンタ(京都府木津川市)で行われたデモの様子=オムロン提供
オムロンが開発したセンサーは、ドライバーの運転状態が危険かどうか判定できる。写真は京阪奈イノベーションセンタ(京都府木津川市)で行われたデモの様子=オムロン提供【拡大】

  • ≪時系列ディープラーニング×画像センシング技術の融合で、ドライバーの多様な行動・状態を、リアルタイムにレベル分けして判定≫
  • 可視光カメラシステム。こうしたマルチアングル撮影システムを活用してさまざまな顔の向きを一括撮影し、大規模なデータベースを構築している

 このため、同センサーは必要な部分についてのみ、精細度の高い画像を用いている。特に目の画像は重要だ。瞬きやまぶたの開き具合、それらの変化や推移が、危険予知のカギを握っている。

 同社は今年以降、このセンサーを活用した実車試験も始めたいとしている。目指すは18年以降に登場する自動運転車への搭載だ。これにとどまらず、同社はさらなる高度化も視野に入れている。「この生体センシング技術の延長線上で、ドライバーの体調、居眠りの予知にも取り組みたい」(技術・知財本部センシング研究開発センタ専門職の諏訪正樹氏)としている。

 ヘルスケア機器を扱うグループ会社とも協力し、さまざまな生体センシング技術と連携させることにより、自動車に乗るだけで体調がわかる、という時代も夢ではないという。同社は「こうした高度に発展したセンサーについても26年以降の実用に向け研究を続ける」(同)としている。

“顔認識”など画像関連技術は20年の実績

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