エンジンはAE86型「レビン/トレノ」と同じ1600ccのツインカム。高回転型で130馬力を発生した。
だが、MR2は本格スポーツカーとして扱われなかった。トヨタは「スポーティーパーソナルカー」と呼び、車名のMR2も「ミッドシップ・ラナバウト2シーター」の頭文字をとった。
一部のマニア向けでは販売台数が見込めないのと、オイルショック後で、スポーツカーへの風当たりが強いことに配慮した。
開発コンセプトは「コストをかけず、運転の楽しいミッドシップ車をつくる」。トヨタが参考にしたのは伊フィアット「X1/9」。量産車をミッドシップに転用して大ヒットした小型スポーツ車だ。
同様の手法でトヨタは大衆車「カローラ」のエンジン、ミッション、足まわりを前後逆に搭載してミッドシップ車をつくり上げた。