もし本格スポーツカーを一から設計・開発すれば巨額な費用が必要となる。合理的なアイデアによってMR2は200万円台という手頃な価格で売り出すことができた。
誰もが気軽にドライビングを楽しめるMR2は若い世代を中心に順調に売り上げを伸ばした。
欧州では俊敏なハンドリングが高く評価され、米国では「ミスター2」と呼ばれ親しまれた。
86年にはスーパーチャージャーによる過給で145馬力にパワーアップ。走りに磨きをかけた。
当時の企業スローガン「FUNTODRIVE」(運転の喜び・楽しみ)通り、トヨタらしい巧みなクルマ作りが光る一台だ。(中村正純)