攻めるシャープ、守る東芝? 外資傘下入りした“日の丸家電”の戦略二分 (3/3ページ)

2016.10.11 06:50

シャープのウオーターオーブン新製品「ヘルシオグリエ」=9月2日、東京都内
シャープのウオーターオーブン新製品「ヘルシオグリエ」=9月2日、東京都内【拡大】

ヒット生まれるか

 外資による日本の家電事業再建の先行事例に、平成24(2012)年に旧三洋電機の冷蔵庫と洗濯機事業を引き継いだハイアールアジアのケースがある。同社は部分洗い用の手のひらサイズの洗濯機「コトン」やロボット型移動冷蔵庫など、日本の家電メーカーになかったユニークな製品開発で注目を集めてきた。

 しかし今年1月、事業ブランドの「AQUA(アクア)」に社名を変更した。AQUAは旧三洋の洗濯機ブランド名でもある。家電市場で世界シェアトップを走る「ハイアール」ブランドだが、日本市場では「アクア」ブランドの力が大きいようだ。

 同社は社名変更について「(アクアとハイアールの)ダブルブランド戦略でブランド価値を高める」と説明している。

 外資のもとで再建をめざす国内家電にとって、親会社の戦略の中で世界的なヒット商品を生み出すという挑戦も課される。その一方で、これまで築き上げたブランドイメージの維持という“責務”もある。

 「二兎を追うものは一兎をも得ず」。かつての家電王国・日本の意地をかけて、そんなことにならぬよう願いたい。

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