◆介護現場の負荷も軽減
--IT企業が果たすCSRとは
「今起きている目の前の社会貢献もあれば、もっと先を見据えた貢献もあります。例えば、日本では少子高齢化が進んでいますが、それによって起きる課題についてITを駆使して解決することが可能です。ITは人手不足を補い、より便利に、豊かな暮らしを支えることができます。現在、介護施設向けに、被介護者の排泄(はいせつ)のタイミングを予測して、介護職員によるトイレへの誘導を支援するシステムの検証を実施しています。快適な生活を支援し、人手不足で困っている介護現場の負荷も軽減できます」
「当社の使命は、『明日を変えるITの可能性に挑み、夢のある豊かな社会の実現に貢献する』ことです。既にITは社会にとって不可欠なものになっていますが、IoTやAI、ロボットの活用など、今後さらに必要性が増してくることは間違いなく、当社も社会にとって必要不可欠な会社であり続けたいと思います」
--CSRの推進に向けてマテリアリティを特定しましたが
「会社として取り組むべき方向性を示したものです。『信頼できるITサービスの提供』『明日を変える人材の創出』『ITを通じた豊かで持続可能な社会の実現』の3つを軸に、それぞれに3項目、つまり全部で9項目を重要課題として特定しました。KPIを設定し、今年度からしっかり評価していきます。この中には、IT企業として当然守るべきものもありますが、持続可能な社会を実現するために力を入れていくこともあります。今年度、公共・広域事業グループを新設しました。地方銀行や大学、地方自治体との連携を深め地域社会に根差した事業活動で、地域経済に貢献したいと考えています」