レクサスのカラーデザイナーに聞く(後編) 最新技術と人の力を融合 「本物に近い色を追求」 (3/5ページ)

レクサスの人気クーペ「RC350」。カラーは「ラディアントレッドコントラストレイヤリング」
レクサスの人気クーペ「RC350」。カラーは「ラディアントレッドコントラストレイヤリング」【拡大】

  • レクサスの人気クーペ「RC350」。カラーは「ラディアントレッドコントラストレイヤリング」
  • レクサスの高性能クーペ「RC F」。カラーは「ヒートブルーコントラストレイヤリング」
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  • レクサスのスポーツセダン「IS 300h」。カラーは「ソニックチタニウム」
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  • レクサスのカラーデザイナー、宍戸恵子さん(左)とグループ長の田中彰さん

 --フレークの平滑化はどうやっているのですか。圧力をかけているのですか。

 田中さん「普通のシルバーはフレークの方向がバラバラなのでキラキラ感が強いんです。ソニックシリーズは2層コートなのですが、2回目に塗った塗料を強制的に収縮させることで、1回目に噴いた塗料に“吸わせる”技術を採用しています。フレークが泳げる隙間をなくすことで、強制的に並ばせるのです」

 --カラーデザイナーとして個人的に強く意識していることはありますか。

 宍戸さん「レクサスには『エルフィネス』というブランド・フィロソフィーがあります。その哲学をどう解釈してどのように車種に落とし込むのか、デザイナーによって違いはあると思いますが、私は“相反するものが融合する”ことがエルフィネスの肝だと思っています。最先端のテクノロジーと伝統的なものを融合させるとか、大胆だけど人に受け入れられる親和性も持たせることを意識してカラー企画を立てます」

 --外装と内装は同じカラーデザイナーが担当するのですか。また、車種ごとに担当はいるのですか。

 宍戸さん「内外装は一緒のデザイナーです。車種担当者という括りはしていますが、車種分の人数はいないんです。他のメーカーは知らないのですが、レクサスは実質4人のデザイナーと1人のマネージャーという体制です」

 --ということは、他社のデザイナーとの交流はないのですか。

 宍戸さん「年に1回、『オートカラーアウォード』という自動車の色のコンテストみたいなものがあるので、そこでお話はします。会合などで会うこともあります。また、同じカラーデザイナーということで大学の同級生が何人かいますが、組織のことを話すことがないので詳しくはないんです」

今後、カラーリング技術はどう変わるのだろうか