
記者会見するエイチ・ツー・オーリテイリングの鈴木篤社長。左は同席した阪急阪神百貨店の荒木直也社長=26日、大阪市【拡大】
エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの鈴木篤社長は26日、大阪市で開いた決算発表会見でセブン&アイ・ホールディングスから買い取るそごう神戸店(神戸市)など三つの百貨店について、「(従業員の)リストラは考えていない。人と資産をそのまま引き継ぐ」と述べた。
従業員の雇用や百貨店の業態は当面維持する考え。3店舗を承継する時期など詳細は11月に設けるプロジェクトチームで検討する。
老朽化が進んでいる、そごう神戸店の建て替えについては「いずれしたい」と意欲を示したが、時期は未定とした。
屋号の変更については「デリケートな問題だ。承継してから時間をかけて検討する」と説明した。