セブン、脱カリスマ経営へ「選択と集中」宣言 関西の雄・H2Oと組み百貨店事業を縮小 (1/4ページ)

2016.10.7 06:30

記者会見するセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長=6日、東京都中央区
記者会見するセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長=6日、東京都中央区【拡大】

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)と、阪急百貨店や阪神百貨店を展開するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは6日、資本業務提携すると発表した。セブン&アイHD傘下の百貨店そごう・西武が関西で運営する3店舗をH2Oに譲渡する。売却金額や時期など詳細は今後詰める。

 不振の百貨店縮小

 セブン&アイとH2Oは関係強化のため、約57億円分の発行済み株式を互いに持ち合う。セブン&アイが保有するのはH2O株の約3%、H2Oはセブン株の約0.1%に相当する。

 セブン&アイHDの井阪隆一社長は東京都内で記者会見し「選択と集中という新しい軸が必要だ」と述べ、これまでのグループ拡大路線を転換する考えを表明した。譲渡対象はそごうの神戸店(神戸市)と西神店(同)、西武高槻店(大阪府高槻市)。看板の掛け替えや従業員の処遇などは未定だ。

 セブン&アイHDは業績不振の百貨店事業を縮小し、事業の立て直しを図る。そごう・西武の松本隆社長(64)が退任し、後任にカルチャー教室を運営するセブンカルチャーネットワークの社長を務める林拓二氏(63)が就く人事も正式に発表した。

「鈴木前会長が築き上げた思想に磨きをかけ、改める部分は変えていく」

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