セブン、脱カリスマ経営へ「選択と集中」宣言 関西の雄・H2Oと組み百貨店事業を縮小 (3/4ページ)

2016.10.7 06:30

記者会見するセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長=6日、東京都中央区
記者会見するセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長=6日、東京都中央区【拡大】

 大株主対策も課題

 ただ、井阪社長を中心とする集団指導体制では、鈴木前会長が周囲の反対を押し切って設立したセブン銀行のような新規ビジネスは「難しい」(大手コンビニ幹部)との指摘もある。

 また、「物言う株主」で知られる大株主の米投資ファンド、サード・ポイントが不採算事業の切り離しを求めるなか、今回の中期計画では前経営陣が決めたイトーヨーカドーの閉鎖40店の上積みはできなかった。

 伊藤雅俊名誉会長ら創業家は、祖業であるイトーヨーカドーのリストラに否定的とされる。鈴木前会長の退任で相対的に影響力が増す創業家を含めた大株主との新しい関係構築も、構造改革を進める上で新経営陣の課題となる。(大柳聡庸)

セブン&アイHDの中期計画の骨子

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。