JR本州3社の平成28年9月中間連結決算が28日、出そろった。JR東海は売上高、最終利益とも中間期として過去最高を更新した。一方、JR東日本は増収減益、JR西日本は減収減益となった。新幹線の好不調で明暗が分かれた。
JR東日本の売上高は前年同期比1.0%増の1兆4351億円、最終利益は1.5%減の1647億円だった。定期収入の増加が増収に貢献し、北海道新幹線開業による増収効果も50億円あった。ただ、新幹線の全体の運輸収入は前年を下回った。
JR東海の売上高は0.8%増の8667億円、最終利益は9.8%増の2149億円。東海道新幹線の利用がビジネス客を中心に伸びた。JR西日本の売上高は1.3%減の7003億円、最終利益は13.5%減の571億円。熊本地震の影響などで九州に向かう新幹線の利用客が減った。