ハロウィーン商戦、バレンタイン超えるか…商品販売に加えてイベントで市場拡大 (2/2ページ)

高島屋は28~31日まで「かぼちゃの人力車」を体験できるイベントを実施する
高島屋は28~31日まで「かぼちゃの人力車」を体験できるイベントを実施する【拡大】

  • ハロウィーン商戦とバレンタイン商戦の比較

 企業側も多様なサービスで消費の喚起を狙う。

 高島屋は新宿店(東京都渋谷区)で28日から31日まで、カボチャの装飾を施したハロウィーン仕様の人力車に乗れるサービスを実施する。同店で税込み1万円以上を購入した人が対象で新宿の街を15分程度周遊する。「体験型のサービスで、お客を呼び込む」(広報担当者)狙いだ。

 売り上げ2割アップ

 仮装で盛り上がるのがハロウィーンの定番だ。ドン・キホーテは仮装用の衣装やメークグッズなど関連商品の売り上げが前年比で2割増えている。

 また、渋谷店(東京都渋谷区)の近隣に31日までイベントスペースを設置して、トイレや仮装のための更衣室を提供する。

 第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは「節約志向で“日常”にお金をあまり使わない人も、雇用・所得環境の改善を背景に“非日常”のハロウィーンにはお金を使っている」と分析している。