
日立製作所などが行い、無線通信装置やスマートフォンを使った観光ガイド実験=9日、奈良市の東大寺【拡大】
日立製作所は9日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などと、奈良市の東大寺で観光ガイドの実証実験を始めた、と発表した。太陽光パネルを備え、薄暗い場所でもで24時間稼働する「クリーンビーコン」と呼ぶ無線通信装置を東大寺の境内に設置。観光客が手持ちのスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、近距離無線の「ブルートゥース」をオンにして近づくと、英語と中国語、韓国語で東大寺の歴史や参拝マナーの動画を表示する。クリーンビーコンのような無給電で動き、メンテナンスも不要な機器の用途を開拓し、普及を促すのが狙い。
実験は、来年3月31日まで行い、2017年度の実用化を目指す。NEDOとソフトバンクグループのリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ(東京都港区)がとりまとめ役を担い、クリーンビーコンは日立が開発。ほかにサイバー創研(同品川区)が参加する。
実験終了後には、クリーンビーコンの利用ガイドラインを作成するなどして、観光以外を含む新サービスの創出に役立てる考えだ。