
ゆっくり走るタートルタクシー。ボタンを押すと運転席のランプが点灯し、減速する仕組みだ=横浜市港北区の三和交通本社【拡大】
--サービスの質向上にどう取り組む
「お客さまに満足いただけるかが何よりも大事。ちゃんと自己紹介しているか、お釣りを渡すときは丁寧に右手で渡しているのかなど、覆面調査員によるサービスチェックにはかなり力を入れている。良いサービスを提供している運転手には報奨金を支払うなど、ベテランドライバーのやる気を呼び起こすための取り組みも進めている」
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【プロフィル】吉川永一
よしかわ・ながいち 神奈川大経営学部卒業後、ニューヨークフィルムアカデミー卒業。その後、フリーランスとしてデザイン業に関わる。2003年に三和交通入社。07年に代表取締役就任。15年から東京ハイヤー・タクシー協会理事。39歳。神奈川県出身。
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≪イチ押し!≫
■電話一本で高齢者の通院サポート
「救援タクシー」は高齢者の通院利用が増加傾向にあることを受けたサービスで、電話で「救援タクシーをお願いします」と申し込めば利用可能。病院に行く際、乗務員が受け付けから診察、会計まで付き添って介助し、自宅まで送り届ける。
自宅で処方箋を受け取り、薬局で薬を受け取って届けることもできる。診察を受けるまでの待ち時間を短縮するため、診察券を先に病院に出してほしいときには、乗務員が自宅まで診察券を取りに行き、代行して病院の受付に出す。
同サービスでは利用客のニーズに対応して、連絡の取れない1人暮らしの高齢者の安否確認や買い物代行なども行い、タクシーの機動力を生かした「究極の接客サービス」として今後も活用拡大が見込まれている。例えば横浜市内で利用する場合の料金は、30分間で2800円という。