携帯大手が囲い込みへ地道作戦 料金で差別化困難、MVNOに流出恐れ (2/2ページ)

KDDIは会員向けサービスでこだわりの商品とポイントを交換できる「ギフトセレクション」を公開=21日、東京都千代田区
KDDIは会員向けサービスでこだわりの商品とポイントを交換できる「ギフトセレクション」を公開=21日、東京都千代田区【拡大】

 3社が独自サービスに力を入れる背景には、料金面での差別化が困難になったことがある。3社の業績は好調だが、総務省の規制強化により、収益の源泉である契約者数の大幅増は今後望めず、逆に格安スマホへの流出を防ぐ必要に迫られている。ただ、単純な利用料金の引き下げには「MVNOと同じ土俵で戦っても先細りになる」(携帯大手幹部)と否定的だ。

 米アップルや米グーグルが端末とサービスを一体的に運営したことで、携帯大手各社は通信インフラを提供するだけの「土管」になることへの警戒感が強い。

 米通信大手AT&Tが米メディア大手タイム・ワーナー買収で合意したのも、コンテンツ分野の独自サービスを打ち出すためとみられる。(高橋寛次)

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 ■携帯電話大手3社の独自サービス

 ◆NTTドコモ

 ・利用者の子供が12歳になるまで、毎年3000ポイント贈呈

 ・スマホで撮影した写真をフォトブックにして届ける

 ◆KDDI

 ・12月に都内で開催するクリスマスイベントに抽選で招待

 ・海外のデータ通信を日本で加入している定額プランで利用

 ◆ソフトバンク

 ・プロ野球などスポーツの試合を生中継で楽しめる

 ・牛丼やドーナツなどがもらえるクーポンを配信