
親しみやすさや手軽さは、一度体験してみるとよくわかる=11月27日、東京・秋葉原【拡大】
パチンコやパチスロに代表される遊技産業は、2005年には34兆8600億円(レジャー白書)もの市場規模にまで拡大。“レジャーの王様”としての地位を不動のものにしたかに見えた。ところが、実際はこの時すでに、異変は表れていた。
年間1回以上参加(プレー)した人の数である参加人口、いわゆる“ファンの数”は1995年の約2900万人(同)から、05年には1710万人へと10年間で1000万人以上減少している。この傾向は、実は2000年以降、年次ごとの若干の増減はあるものの、傾向としては今日まで一貫して続いている。
複雑な遊技が壁に?
この原因はどこにあるのか。
遊技産業は、手軽で身近なレジャーとしての遊技を一貫して追求してきた。その半面で、ヘビープレーヤー化したファンに照準を絞った遊技機、ホールでの営業が台頭。中期的には“お得意さま”であるヘビープレーヤーに頼った事業展開がトレンドとなり、結果として高騰するプレー単価がヘビープレーヤーをも遊技から遠ざけ、新規のプレーヤーにとっては複雑な遊技が壁となる結果となっていた。しかし、ここにきて低単価で長く遊べる遊技機、ホールが増えてきた。これは、新たなファンを開拓する好機でもある。