
親しみやすさや手軽さは、一度体験してみるとよくわかる=11月27日、東京・秋葉原【拡大】
パチンコファンがプレーするのはホールでのことだ。本来顧客であるファンと直接接するのはホールであり、ファン開拓の主軸という意味でも、ホールの役割は大きい。とはいえ、ホールに最大の営業ツールである遊技機を納めているのはメーカーだ。一連のイベントは、ホールとは違う角度でファン開拓を進めよう、という取り組み。メーカーとしてできることを模索、その中から実現可能なものを展開した“一つの形”ということらしい。
そういうこともあり、サミーの“メーカーとしてできるファン開拓”は今後も続くことになる。むしろ、今回のイベントはその始まりののろしでもある。
ショールームでも開催
ちなみにこのイベントは、今月4日には東京・上野のサミーショールームで、11日には大阪・難波の同大阪ショールームでも開催した。秋葉原と違い、対象となったのは近隣の住民などだが、体験イベントという趣旨は変わらない。パチンコ機に気軽に接してもらう機会を設けた。
同時に、ショールームでのイベントには違った思惑もあった。
「こうしたイベントは1社で取り組むよりも、多くのメーカーがそれぞれ、あるいは一緒に展開したほうが効果も大きい。ショールームでのイベントは、業界他社にもその存在が広まりやすい」(同)と考えた。