
今年8月に行われた初乗り運賃値下げの実証実験=JR新橋駅東口(池田証志撮影)【拡大】
国土交通省は20日、「2キロまで上限730円」となっている東京都内のタクシー初乗り運賃について、来年1月30日から「1052メートルまで上限410円」に引き下げると発表した。同日の関係閣僚会議で了承された。初乗り運賃を低く抑えることで、訪日外国人旅行客や高齢者などが短距離で利用する「ちょい乗り」を増やす狙いがある。
新運賃の対象となるのは東京23区と武蔵野市、三鷹市で営業するタクシー約4万2千台。初乗り410円の場合は1052メートルを超えると、237メートルごとに80円を加算する。これまでの加算ペース(280メートルごとに90円)より早いため、乗車距離が約6・5キロ以上なら現行より割高になる。
国交省が8~9月に行った実証実験で、初乗り運賃を引き下げれば利用回数が増えると判断した。国交省は新運賃の導入後、利用者の増減などを調査するなど効果を検証する。石井啓一国交相は閣議後の会見で「タクシー全体の利用が増えることを期待している。運転手の接客マナーなどサービスの向上も促していきたい」と語った。