タクシー運賃引き下げ、運転手は戦々恐々 「初乗り410円」実験から1カ月 (1/3ページ)

2016.9.15 07:15

タクシーの初乗り運賃を410円にする実証実験で、東京のJR新橋駅東口から利用する乗客=8月
タクシーの初乗り運賃を410円にする実証実験で、東京のJR新橋駅東口から利用する乗客=8月【拡大】

 国際的にも高いとされる東京のタクシー初乗り運賃について、距離を短縮して料金を引き下げる都内での実証実験が15日終了する。8月上旬の実験開始から1カ月余り。利用者には好評で、国土交通省は早ければ年内にも初乗り400円台のタクシーを認可する見通しだ。ただ「もうけが減るのでは」と、料金収入に応じて給料が増減するタクシー運転手には疑心暗鬼が広がっており、新料金の定着に向けた課題も見えてきた。

 給与体系見直しを

 8月上旬、JR新橋駅からタクシーで新橋演舞場に向かった80代の女性がメーターを確認すると、料金は「570円」。従来の初乗り運賃730円より160円も安かった。女性は「年を取るとタクシーばかりだから安くて助かります」と顔をほころばせた。

 女性が利用したのは、国交省が実証実験を行っている「初乗り410円」タクシー。15日まで都内の数カ所で実施する。現行で「2キロ730円」に設定されている東京地区(東京23区と武蔵野市、三鷹市)の初乗り運賃を「1059メートルまで410円」とし、以降は237メートルごとに80円が加算される。

実証実験のきっかけは地区内の保有車両台数が8割を超えるタクシー会社が…

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