
日立製作所の東原敏昭社長【拡大】
--原発輸出には逆風も。世界で原子力事業の見通しは
「エネルギーのベストミックスは全体で見なければならない。経済発展や地球温暖化、二酸化炭素削減の問題もある。産業を各国で興していく上で、エネルギーは非常に重要だ。単に原子力ゴーオアノットゴーでなくそうした全体の流れの中で(各国で)国民議論にしていかねばならない。私は原子力は重要と考える」
--設備投資計画は
「国内景気は若干、ブレーキを肌で感じている。しかし中長期的にはあらゆるモノがインターネットにつながる『IoT』がらみで、相当に大きな成長があるとみている。(ITを活用した金融サービス)フィンテックにIoT、人工知能(AI)と、デジタル化の流れが加速している。キーワードは『繋(つな)がる』だ。昨年立ち上げたIoTのサービス基盤『ルマーダ』を活用し、生産、物流、決済という一連の繋がりの中で、全体最適を見ていくビジネスが伸びるとみて投資を行う」
--グローバル化で日本の競争力とは
「日本の特徴はものづくりやサービス。これらをITで補強して全世界に提供していくことが、対諸外国に打ち勝っていく原動力になると信じている。そこが日本の強みをグローバルに発信するポイントだ」
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【プロフィル】東原敏昭
ひがしはら・としあき 徳島大工卒。1977年日立製作所入社。情報・通信グループ情報制御システム事業部長などを歴任後、2010年日立プラントテクノロジー社長。日立製作所執行役常務、専務を経て、14年4月から現職。徳島県出身。