--携帯会社の販売店の役割が多様化している
「KDDIは水や保険などを売っているが、うちは一切やらない。EC(ネット通販)を販売店で利用できるように、スマホの使い方のアドバイザーがECのアドバイスもするようにしたい。東京のディスカウントストアの値段で地方の人が買えると、まさに(経営理念の)『情報革命で人々を幸せに』だと思う」
--ソフトバンクグループ副社長として、長年、孫正義社長を支えてきたが、今後の動向をどうみるか
「こんなに長いことこの会社にいるのは、『孫さんの素晴らしいアイデアやビジョンは他の人には出せないだろう』と思ったからだ。パソコンやブロードバンド、携帯電話と、パラダイムシフトが起こる度に疾風怒濤(しっぷうどとう)のごとく次々と進んできた。残された仕事はいつも僕がやってきた。国内通信事業を任されて2年だが、実質的には5、6年やってきたようなものだ。孫さんはすぐに(次の分野に)旅に出るのでもう慣れている。酉年の今年も、また羽ばたくのではないか」
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【プロフィル】宮内謙
みやうち・けん 京都府立大卒。1977年日本能率協会入職。84年日本ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)入社。88年同社取締役などを経て、2015年4月より現職。