■20年には海外事業比率を2割に拡大
--今年は丸ビル(丸の内ビルディング)が完成して15年、新丸ビルが10年という節目を迎える
「丸ビルができるまで、丸の内は働く場所という位置づけで土日には人気もないし、会社に来ても食事もままならなかった。三菱ビル(1973年完成)から再開発がなかった間に、人が街に求めるものが変わったが、そこになかなか応えられず、ある新聞には『丸の内の黄昏』とも書かれた。丸ビルは今までにない新しい丸の内にしたいという思いが込められた。今ではオフィスだけではなく商業や文化施設なども増えた」
--ビジネス拠点としてはどう変わったか
「この街から新しいビジネス、イノベーションが起きるような仕掛けをしてきた。海外の成長企業や国内のベンチャー企業のビジネスを支援する『グローバルビジネスハブ東京』や『エッグジャパン』として発展し、国内だけでなく海外からも新たなビジネスを求めて人が集う場所になった。大手町は金融の街だが、IT企業が入ることでフィンテックの流れも出ている。将来に向けて楽しみだ」
--今後も丸の内や大手町を中心にしていくのか
「丸の内が基幹だが、支店エリアも街を更新する時期に来ている。どう新しい街にするか悩んでいる地方の手伝いをしたい。地方は単体で大型のビルはなく、快適なオフィス環境を求めるなら、集団をまとめた再開発はできないかという話になる。そこは得意にしているので、相談があれば力を貸したい」