
大手電機メーカーの産別労使交渉。手前は電機連合の幹部ら、奥は電経連幹部ら。奥中央は電経連の牧原晋理事長=11日、東京都港区(荻窪佳撮影)【拡大】
自動車大手のベアをめぐる交渉も厳しい。経済の好循環実現に向けベアは実施するが、11日に会見した産別労組の自動車総連の相原康伸会長は「(ベアの水準をめぐる)回答の幅が広くない」と述べ、難しい交渉が続いていると認めた。
自動車大手の労組は月額3千円を要求するが、水準についてはトヨタ自動車が前年並みの月1500円を軸に調整する一方、日産自動車は前年と異なり「満額回答は難しい」(幹部)といい、ホンダも慎重だ。自動運転など先進技術をめぐる競争激化や、世界経済の先行きに不透明感が強いことを念頭に置いているためで、15日の集中回答日に向け、水準をめぐる最後の攻防が繰り広げられている。