
連日大盛況のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)【拡大】
森岡氏が示した勝ちパターンを維持できるか
また、本格的に資金を投入すべき場所には、惜しげもなく投資するのも森岡氏の手法の1つ。典型的な例が、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」と呼ばれるハリーポッターエリアだ。これには450億円が投じられ、14年7月に新設されている。ハリーポッターエリアが造られるのは、米国オーランドのUSJに続いて世界でも2番目。
10年にオーランドを視察した森岡氏は、日本で成功すると確信。猛反対する他の幹部を説得して、オープンにこぎ着けた。当時800億円の年商であったUSJには不相応の巨額な建設だったが、次々と施策を当ててきた森岡氏だからこそ押し切ることができた。ハリーポッターエリアのオープン後は、関西とそれ以外の顧客の構成比が逆転し、日本全国のみならず、海外からの観光客も増えて、世界のUSJに飛躍した。
ハリーポッターエリアは細部まで作り込んだリアルさが特徴的で、映画のセットのように英国の古い町並みや、古城のホグワーツ城などを再現している。生えている樹木も英国さながら、おみやげ用のつえや蛙チョコレート、百味ビーンズ、バタービールなど魔法界のお菓子、飲み物もリアルに再現させた。