
ゾゾタウンのウェブサイトより引用。【拡大】
だが、「後払い」を選ぶ理由とは、「いま払えないから」ではないのか。サービス開始から約半年が経ち、延滞のリスクが指摘されている。
誰も法律上の責任を負わないシステム
特に心配されているのが、支払い能力の低い未成年者が、保護者に無断でこのサービスを利用してしまうことだ。これについてスタートトゥデイは「支払い方法の選択画面で、『未成年者の方は保護者の同意を得たうえでご利用ください』の文言を表記しております」と回答しているが、果たしてそれで十分なのだろうか。
消費者問題に詳しい池本誠司弁護士に話を聞いた。
「ポイントは『2カ月以内の後払い』という点です。2カ月を超える場合は、割賦販売法により、利用者の信用調査が必要になります。しかし、『ツケ払い』は2カ月以内なので、割賦販売法の適用を受けない。そうすると、ゾゾタウン側は、消費者の支払い能力の有無を判定せずに商品を販売できるのです」
「『ツケ払い』はゾゾタウンが決済代行業者から立替え払いを受ける仕組みなので、実際には、クレジットカードと同じく信用販売をしていることになります。また、現金を直接貸し付けるなら貸金業法にあたるので、決済代行業者はやはり信用調査が必要になり、収入の3分の1を超える貸付は法律で禁じられています。しかし、『ツケ払い』はあくまでも立て替え払いですので、こちらの法律にも触れません」
つまり、「ツケ払い」は法の抜け穴をうまく利用したシステムであり、ゾゾタウンも決済代行業者も法律上の責任を負うことなく、支払い能力の不明な消費者に商品を信用販売できるのだ。