トヨタ自動車が、自動運転車の開発を加速させるため、米半導体大手エヌビディアと提携したことが10日分かった。エヌビディアが発表した。トヨタが数年以内に発売する自動運転車にエヌビディアが開発した人工知能(AI)搭載のコンピューターを採用する。
トヨタは2020年をめどに高速道路で車線変更ができる自動運転技術を導入する方針。自動運転では車に搭載したカメラやレーダーから得た大量のデータを迅速に処理し、周囲の状況を把握する必要がある。
トヨタが採用するエヌビディアのAI搭載コンピューターは自ら学習し、危険を予知する能力を高めることもできる。両社の技術者は既にソフトウエアを共同開発しているという。
エヌビディアは1993年設立で西部カリフォルニア州に本社を置き、画像処理に強みを持つ。(共同)