福島第1原発で労働環境改善 温かい食事、防護服から解放…作業員に活気 (3/4ページ)

大型休憩所に設けられた食堂。温かい食事がとれるようになり作業員の表情も明るくなった
大型休憩所に設けられた食堂。温かい食事がとれるようになり作業員の表情も明るくなった【拡大】

  • 1号機原子炉建屋上部に積み重なったがれきの除去作業=東京電力福島第1原発

 温かい食事は、福島第1から約9キロ離れた福島給食センター(大熊町)が同年6月から提供を始めた。2つの定食と丼物、カレーライス、麺類を昼食用に合計2000食作る。しかもメニューは1カ月間、毎日変えるというから本格的だ。風評被害を払拭するため、野菜やコメなどの食材は福島県産を使う。雇用も創出、従業員100人のほとんどが福島県出身者だ。

 ■復興に向け、まちづくりにも貢献

 厨房(ちゅうぼう)機器は地域の復興と信頼性・実績から県内に工場をもつクリナップとタニコー(東京都品川区)の最新のオール電化機器を導入した。

 また、生活改善の一環として大熊町と楢葉町に社員向け単身寮を建てた。

 JR常磐線いわき駅から徒歩3分のところに店を構える「海鮮四季工房きむらやいわき店」は4月、開店1周年を迎えた。もともとは楢葉町で開業したきむらやは富岡町に移転後、すぐに東日本大震災に見舞われた。

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