--河添さんは7年以上前から、北海道の土地の中国系資本による買い占めについて問題提起を始められました。日本列島の土地も狙われているということですか
「中国は急速な勢いで砂漠化が進み、水質の問題を含め深刻です。10年近く前に聞いたのですが、水資源が豊かな北海道から中国に船で水を運べないかという話が持ち上がっていたそうです。ニセコ周辺の広大な山林、水源地が廉価で手に入るとかで、中国系資本をはじめ外資の格好のターゲットとなっていたのです。2008年は北京五輪もありバブルのピークでしたが、取材を始めたところ、リゾート開発や富裕層の別荘開発などの名目で、水源地や水源地近くの土地が次々と買収されていることが分かり、危機感を抱きました。今やその規模は、山手線内側全体の11倍以上の約7万ヘクタールに達していると推定されているようですが、外資とは一見すると分からない方法による買収も進んでいますから、実際はもっと多いはずです」