日本車が欧州で劣勢に立たされる中、日本政府はEPA交渉で、EUの自動車関税撤廃を最大の目的に掲げた。
自動車はEU輸出額の16%を占める最大品目のうえ、日本は輸入自動車にかける関税を撤廃済みで不平等な関係にあるためだ。
結果として、日本は当初目指した5年後撤廃は実現できなかったが、EPA協定の発効後7年で韓国や欧州勢と競争条件が同じになる。日系各社にとっては反転攻勢に向けた好機となる。
17年3月期に欧州で約26万台を販売したマツダと、約18万台を販売した三菱自動車は、日本からの輸入がそれぞれ7割以上に達し、その多くに10%関税がかかっている。