「加熱式たばこ」商戦激化へ 先行アイコスをJTとBATが追撃 その風味は… (3/5ページ)

JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座
JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座【拡大】

  • JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座
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  • JTは「プルーム・テック」の専門店を開き、ファンの獲得を狙う=東京・銀座
  • JTの「ploomTECH(プルーム・テック)」。本体(手前右)からの電気でカートリッジ(中)内の液体を加熱、たばこカプセル(左)を通った蒸気を吸う仕組みだ
  • プルーム・テックの本体(右)とリキッドカートリッジの接続部。カートリッジ内のコイルに通電して加熱する。金属製で捨てにくい
  • フィリップ・モリス・インターナショナルの「iQOS(アイコス)」。専用たばこを差すホルダー(中央)は、ケース(中央左)にしまって充電する。中央右はホルダーを清掃するブラシ
  • 分解したアイコスのホルダー。突き出した加熱ブレード(右)が見える。何本も吸ったためカスが溜まっている
  • ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「glo(グロー)」。本体(中央)上部のふたをスライドさせて開口部に専用たばこを差し、本体正面のボタンを押して加熱する。
  • 底部のふたを開けたグロー。何本も吸っていると、ふたの空気穴から汚れがにじむので注意が必要だ

 専用たばこは、グリセリンなどを混ぜてペーストにしたたばこ葉が折りたたまれて詰まっている。ホルダーの穴に突き出している加熱ブレードが刺さり、蒸気を発生させる構造。ホルダーの穴にペーストのカスがたまりやすいのだが、付属の専用ブラシでないと清掃しづらい上、下手をすると心臓部の加熱ブレードを壊しかねない。

 1本吸うごとにホルダーを本体にしまい、充電する必要があるのは不便だ。

【グロー】

 充電池内蔵の本体を持って吸うというスタイル。専用たばこがストローのように細く、小さな紙パック入りのジュースを飲むような感覚だ。本体の重量は101グラムで、疲れるほどではないにしろ、持ち続けるのが少し面倒臭い。

 専用たばこの作りは、従来の紙巻きたばこに近い。「たばこの内側から加熱する」アイコスに対し、グローはたばこを差し込んだ穴の「周囲から加熱する」仕組み。そのせいなのか、葉や香料のブレンドの違いなのかはわからないが、風味がよりクリアだと感じる。

 たばこを差し込む穴が本体の底部まで貫通しているため、専用ブラシを使わなくてもティッシュペーパーの「こより」などで簡単に清掃できる。しかし、底部のふたには細かい空気穴が開いており、そこから汚れがにじみやすい。こまめな清掃が求められる。

 連続で吸うことは可能だが、予熱時間40秒が長い。

【プルーム・テック】

 ペンのような形状で、携帯しやすい。3段式ロケットのように、充電池内蔵の本体▽水や食品添加物に使うグリコールなどを混合した専用リキッドのカートリッジ▽粉砕たばこ葉の詰まったカプセル-をつなげて吸う。

プルーム・テックは雑味がもっとも少ない

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