【ビジネスのつぼ】JT加熱式たばこで「10年戦争」幕開け 先行「iQOS」とまったく異なるコンセプトとは (2/4ページ)

加熱式たばこ「プルームテック」。本体(手前右)からの電気でカートリッジ(中)内の液体を加熱、たばこカプセル(左)を通った蒸気を吸う仕組みだ
加熱式たばこ「プルームテック」。本体(手前右)からの電気でカートリッジ(中)内の液体を加熱、たばこカプセル(左)を通った蒸気を吸う仕組みだ【拡大】

  • 「ケースやスタンドなどのアイテムも増やしていく」とプルームテックの展開を説明するマーケティング担当の岩崎さん
  • 東京・銀座の商業施設「GINZASIX」には、JTがコンサルティングした喫煙所が9カ所ある
  • 東京・銀座の専門店に並ぶ加熱式たばこ「プルーム・テック」=28日

 検査の結果、周囲に漂う臭気の濃度は紙巻きたばこの0.2%以下で、衣類に付着した臭気の強さは「やっと感知できるにおい」を下回るという。

 もう一つ、競合2製品と大きく異なるのは「一服ずつ吸うことが可能」な点だ。

 プルームテックの充電池を収めた本体部分とリキッドカートリッジの間には空気穴があり、使用者が吸い込む気流を感知したときだけ通電、加熱する仕組み。そのため、装着したたばこカプセルを一度に吸いきる必要はなく、一服したらそのまま胸ポケットに差して持ち歩き、また吸うことができる。

 使い勝手の面でも、従来のたばことは次元がまったく異なる製品に仕上がった。

 満を持して東京進出

 プルームテックは昨年3月、福岡市限定で発売したが、JTの次世代たばこは、これが初めてではない。

 2010年発売の無煙たばこ「ZERO STYLE STIX(ゼロスタイルスティックス」は、粉末たばこ葉のカートリッジを吸って味や香りを楽しむ仕組み。加熱せず簡便で、一服ずつ吸える点はプルームテックと似ている。吸いごたえが極めて軽いが、人気は根強いという。

 13年発売の初代「プルーム」は、たばこと香料の詰まったカプセルを電気加熱する構造。蒸気の熱さやカプセルの割高感が不評で、ひっそり姿を消した。

 こうした経験から、プルームテックの仕様は「スリムさとシンプルさを追求」(岩崎さん)したという。細身のペンのような形状で、スイッチ操作はゼロ。価格も約50服できるたばこカプセルが5個で460円(リキッド1本付き)と、本体(4000円)の初期投資を除けば従来の紙巻きたばこと変わらない。

 ただ、競合2社と比べて販路拡大が遅れているのは事実だ。

「妥協を許さずに開発した結果」

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