【ビジネスのつぼ】JT加熱式たばこで「10年戦争」幕開け 先行「iQOS」とまったく異なるコンセプトとは (3/4ページ)

加熱式たばこ「プルームテック」。本体(手前右)からの電気でカートリッジ(中)内の液体を加熱、たばこカプセル(左)を通った蒸気を吸う仕組みだ
加熱式たばこ「プルームテック」。本体(手前右)からの電気でカートリッジ(中)内の液体を加熱、たばこカプセル(左)を通った蒸気を吸う仕組みだ【拡大】

  • 「ケースやスタンドなどのアイテムも増やしていく」とプルームテックの展開を説明するマーケティング担当の岩崎さん
  • 東京・銀座の商業施設「GINZASIX」には、JTがコンサルティングした喫煙所が9カ所ある
  • 東京・銀座の専門店に並ぶ加熱式たばこ「プルーム・テック」=28日

 昨年から全国展開したアイコスは、すでに約300万台売り上げている。仙台市でテスト販売していたグローも今月、宮城、東京、大阪の3都府県約1万3000店舗へ拡大し、年内には全国に広げる計画という。

 プルームテックも満を持して東京へ進出。注文殺到で中止へ追い込まれたネット通販を6月末に再開し、実店舗での販売も銀座と新宿の旗艦店など都心約100カ所で始まった。

 しかし、全国拡大の目標は来年上期と最も遅い。カプセル生産には紙巻きの機械を転用できないためで、「現在の最優先課題は安定供給できる態勢作り」(岩崎さん)だ。

 それでも、JTの小泉社長は「妥協を許さずに開発した結果だ。たばこベイパー(加熱式たばこ)戦争は、今年や来年がゴールではない」と、追い上げへの自信を語る。

 東京進出に合わせ、ペン立て形の卓上ホルダーや持ち運び用のソフトケースなど周辺アイテムを発売したほか、たばこカプセルの新フレーバーの開発も進めるなど、ファン拡大への手を着々と打っている。

 喫煙人口が年々減る中、加熱式が国内たばこ市場に占める割合は急拡大している。昨年末の約5%から今年末には15%まで上昇する見込みで、20年には30%に達するとの見方もある。東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙対策の議論が高まる中、加熱式たばこの顧客獲得合戦がさらに過熱するのは間違いない。(山沢義徳)

喫煙マナー向上を呼びかけるJTの取り組み

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。