
メイカー・ムーブメントを生んだデール・ダハティさん【拡大】
アメリカで雑誌「Make.」を創刊し、メイカーフェアと呼ばれるイベントも始めて、個人が技術を利用してもの作りを行うメイカー・ムーブメントを育ててきたデール・ダハティさんが、このメイカーフェアトウキョウ2017に合わせて来日。「遊び心にあふれたメイキングをすることで、失敗を恐れないで挑み成し遂げることができるのだ」と話して、まずは自分が楽しみながらもの作りに挑む必要性を訴えた。
中国にもメイカー・ムーブメントは広がって、メイカーフェアも開かれるようになっているが、デール・ダハティさんによれば「中国ではメイカーがアントレプレナー、イノベーターといった捉えられ方をしている」という。事業的な成功を最大の目標にしていると言えそうだが、デール・ダハティさんは、メイカーとは「必ずしもそれだけに限るものではないと」と指摘する。
「メイカーは生活をしながらものを作る。個人的な意味合いを持ったもので、ビジネスに直結するもの、価値あるものを生み出すことがなくても良い」。一見バカバカしく思えるアイデアや製品であっても、作り手や受け手が楽しければそれで良い。バカにされることに萎縮しないで挑み、評判を聞きながら発展させていった結果として成功があるそんな雰囲気を推奨しているようだ。
メイカーフェアトウキョウ2017と同じ8月5日と6日、会場も同じ東京ビッグサイトで開かれていたのが、真夏のデザインフェスタ×GAKUTEN2017と呼ばれるイベント。毎年春と秋に開催されて6万人近い来場者を集めるデザインフェスタを夏にも開こうと始まったもので、こちらには手作りの雑貨やイラストレーション、ファッションなどを展示・販売する人たちが集まった。入り口付近でハシビロコウやオオカミのマスクを展示していたのはかものはし造形というグループ。実際に被って試す来場者も多くいた。