
ローソンがオフィスビルに展開している無人売り場=東京都品川区【拡大】
ファミリーマートは、弁当やサラダなどを売る「自販機コンビニ」で先行。物流センターや病院からの引き合いも強く、再来年2月には3000カ所に達する見込みだ。
一方、ミニストップは店内ベーカリーを備え、クラフトビールなどの「ちょい飲み」もできる有人の新型店を東京駅前のオフィスビルに開いた。「日中が中心で人繰りが容易」(広報)なのもメリットという。
コンビニ業界では「店舗数の飽和」がささやかれて久しい。日本フランチャイズチェーン協会によると、前年同月と比べた既存店客数は直近11月まで21カ月連続マイナスと伸び悩みが続く。人手不足も深刻化する中、新しい形の売り方が来年以降も広がりそうだ。 (山沢義徳)