創業初期段階にあるベンチャー支援施設はここ数年で整ってきた一方、従業員10~20人規模で成長途上のベンチャーを支える仕組みは不十分なままだ。特に成長には欠かせない販路開拓の支援が立ち遅れている。そのため、IT(情報技術)やソフトウエアなどのベンチャーと比べて、モノづくりベンチャーの成長には時間がかかり、ベンチャーキャピタル(VC)などの新規投資の足かせになっている。
日本の製造業の技術力は世界的にみても高い。リバネスの丸幸弘社長は「例えば海外のモノづくりベンチャーが日本で試作し、COGで支援することで海外に販路を広げるようなことにも挑戦したい」と話した。