【地域資源を生かす】沖縄らしい健康食品で差別化、巻き返しに躍起 (2/4ページ)

3月発売予定の「シンジムンの力」の試飲を勧めるカタリスト琉球の稲●直専務=1月31日、東京・有明の東京ビッグサイト●=示へんに福のつくり
3月発売予定の「シンジムンの力」の試飲を勧めるカタリスト琉球の稲●直専務=1月31日、東京・有明の東京ビッグサイト●=示へんに福のつくり【拡大】

  • 武蔵野免疫研究所が商品化した沖縄県初の機能性表示食品「宮古BP」=1月31日、東京・有明の東京ビッグサイト
  • 新ブランドマークを背に、沖縄県初の機能性表示食品を説明する武蔵野免疫研究所の谷口直隆氏=1月31日、東京・有明の東京ビッグサイト

 シンジムンとは「煎じたもの」を意味する沖縄の方言で、滋養強壮や薬用目的で素材を長時間煮込む。この調理法を応用した「発酵シンジ製法」を琉球大学との共同研究により確立。化学薬品や有機溶媒などを使わず発酵させた果皮を、絞った果汁で煎じることでヘスペリジン含有量を2.5倍に濃縮した。

 稲福氏は「シークヮーサーの果皮は捨てていた。それを原料として有効利用するとともに、果汁の用途を広げたことで生産者の利益向上につながる」という。18年度は自社商品に、OEM(相手先ブランドによる生産)、原料販売で5000万円程度の売り上げを目指す。

 強い生命力に注目

 「目や鼻の不快感を軽減する機能」で、16年8月に沖縄県初の機能性表示食品として消費者庁から受理された「宮古BP」「宮古ドリンク」。

 主原料のハーブ「宮古ビデンス・ピローサ(BP)」の強い生命力に武蔵野免疫研究所(東京都新宿区)が注目。沖縄県宮古島に拠点を置き、BPの研究・開発・加工に取り組む一方で、抗炎症・抗酸化・抗アレルギー作用について多くの大学や研究機関と共同研究に着手。効果が明らかになったBPのエキスを活用した健康食品を商品化した。

宮古島の地域振興にも一役