「フェリカ」アジア進出加速 ソニー非接触ICカード、ベトナム地下鉄採用 (2/2ページ)

インドネシアの鉄道「ケレタ・コミューター・インドネシア(KCI)」の改札で使われる、フェリカ搭載の交通系ICカード(ソニー提供)
インドネシアの鉄道「ケレタ・コミューター・インドネシア(KCI)」の改札で使われる、フェリカ搭載の交通系ICカード(ソニー提供)【拡大】

 アジア市場では、1997年に香港でフェリカ搭載の「オクトパスカード」が導入され、一枚のカードで地下鉄やフェリー、バスなど大半の交通機関を利用できる。インドネシアの鉄道ケレタ・コミューター・インドネシア(KCI)でも2015年から利用されている。ソニーはこうした実績をてこに、アジア諸国への売り込みを強化する。

【用語解説】FeliCa(フェリカ)

 ソニーが開発した技術でICチップとアンテナにより、接触しなくても約0.1秒と高速で電子記録のやりとりができる。交通機関の乗車券、電子マネー、オフィスの入退場カードなどとして普及している。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」にも搭載モデルがある。