リコー1700億円の赤字に転落 18年3月期 過去最大、北米事業が低迷

会見するリコーの山下良則社長=23日、東京都千代田区
会見するリコーの山下良則社長=23日、東京都千代田区【拡大】

 リコーは23日、2018年3月期の連結業績予想を下方修正した。低迷する北米事務機事業の価値の見直しを行い、減損損失として計1800億円を計上する。連結最終損益は当初予想のゼロから1700億円の赤字に転落する。前期実績は34億円の黒字だった。東京都内で同日、記者会見した山下良則社長は「創業以来の最大の赤字だ」と述べた。

 減損損失を計上するのは、08年に約1600億円で買収した米事務機販売大手のアイコンオフィスソリューションズで、損失額は約1400億円の見込み。また、14年に買収した米ITサービス会社、マインドシフトなど数社も損失計上し、損失額は約400億円の見込み。

 山下社長は北米事業が悪化した背景について、「ペーパーレス化が予想以上に進展した」と説明。巨額の赤字に伴う経営責任について山下社長は「重く受け止めている」と述べるにとどめた。

 リコーは昨年、北米を中心に5000人以上の人員削減など構造改革を実施しており、「構造改革はほぼ山を越えた。18年度は成長にかじを切り、背筋を伸ばしていく」と強調した。

 営業利益についても1600億円の赤字(前回予想は200億円の黒字)に下方修正した。売上高は2兆400億円と前回予想を据え置いた。